「コントが始まる」#3を観て
こんばんは。
今日めちゃめちゃ暑かったなぁ。。一気に寝具を夏物に替えました。
毛布洗うのが面倒なんだよなぁとか思ってしまう初夏の始まり。笑
さて今日は今期の土曜ドラマ、「コントが始まる」の感想です。
私録画派なので先週の回を今日観たのですが、めちゃ良くて、今週の回も連続して見ちゃいました…。
※ネタバレあります。悪しからず。
ドラマの概要はググってもらえた方が早いのでさらっと。
マクベスという3人組のコントグループとファンのヒロイン、その周りの人々を取り巻く日常を描いたヒューマンドラマ、という感じです(ざっくり)。
先週の回はヒロイン里穂子(有村架純)と主人公春斗(菅田将暉)のお兄さん・俊春(毎熊克哉)にスポットを当てた話でした。
里穂子は1年半前に失恋、さらに退職強いられ今はなんとかバイト生活をしています。
俊春は成績優秀で仕事も私生活も順風満帆でしたが、マルチにはまってしまい全て失って、引きこもりになっていました。
周りから見たら普通に幸せを掴みそうな2人。
けれどどうしてか、鬱に近いくらいの状態を経験することになった。
ずっと話してこなかった、退職を迫られた時のことをポツリポツリと、マクベスと妹に話し出した里穂子の言葉の中に
「私が頑張ったから悪いのか、頑張り方が悪かったのか、もう何がなんだかわからなくなって」頑張ることが怖くなって手を抜いた生活をして
「でも寂しいんです。今まで頑張らなくて良い方を選んだことなかったから」
という言葉があって(若干言い回し違うかもしれない、すみません)、凄く刺さりました。
そんな里穂子に何を言うでもなく、気をそらす方向にもっていく仲間たち。
そして俊春の方も
「着信履歴は心配してるよっていうメッセージだよ」
「出なくても良い、ノックし続けることが大切なんだ」
という瞬太(神木隆之介)の言葉を受けて春斗が電話をかけます。
俊春は出なかったけれど、メッセージを受け取って、お風呂に入ったり日光を浴びたり、少しずつ取り戻していく。
人がちょっと黒い所、モヤッとしたグレーな所を持ちながら、それでも日常を生きていく様を描いているのが、このドラマはリアルで良いなぁと思いました。
そして所々クスッと笑える日常会話が飛び交うのが凄く好き(テンポがめちゃ良いんです)。
誰でも落ち込むことはあるし、何かスッキリしないまま日々を送ることなんてざらにある。
自分は何なのか分からなくてもがいて、時間だけが重なっていくことに不安を感じる。
きっと皆感じてるんだな、大人になっても不安は消えないんだなと改めて思いました。
そういう時、一発解決の方法なんてなくて、
朝日を浴びるとか、ゆっくりお湯に浸かるとか
温かいお茶を飲むとか、清潔なシーツで寝るとか
本当に基本的で、丁寧な生活をすることが、心を整える方法なんだろうなと思います。
目まぐるしい日々の中でも、自分を大切にしてあげようと思った夜でした。
そんな感じで、明日もまた一歩ずつ。